尺八各論 本文へジャンプ
(7)唇を押す離すで音の高低をつける


(1)「押す離すで高低を」とおっしゃるのは、達人B氏です。

 メリカリより唇を尺八に押し付ける/離す ことで高低をつける
又は尺八を唇に押し付ける/離す ことによりメリカリの代わりにする。尺八の上下で半音程度は簡単に変わる。メリカリよりスムーズな演奏となる。

 メリ音は唇を歌口に近づける(または尺八を下から押し上げて歌口を唇に近づける)ことを行えば通常のメリ音は出る。さらに必要ならほんの少しだけメリカリをすればよい。
 メリカリをすると唇がずれてしまうことが多く、突然音が鳴りにくくなることが多い。メリカリせずにできるだけ唇を尺八で押す・離す、で音の高さを調節すると良い。・・・・そのような教えです。

(2)ツの半音も同様です。単にメルよりも唇を押しながらメッたほうが音が出やすいし唇のずれも少なくなります。
(3)ツの半音の替え指(ノとも呼ぶ)は1,2,3孔閉じですが、同時にカリながら唇も離すことが必要です。それでも音が低い場合は、さらに笛をやや横に振って構えます。
(4)チの半音上がりの替え指またはハの半音の替え指(ナとも呼ぶ)は1,4,5孔閉じですが同時にカリながら唇も離すことが必要です。(ノ)と同様にそれでも音が低い場合は、さらに笛をやや横に振って構えます。(類似の井の音は1,2,4,5閉じですが少し音が低いようです。)