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(5b)閑話休題  1 岐阜県岩村町(恵那市)

 岩村町は知多市と長年姉妹都市で交流も多いところです。今は市町村合併で恵那市の一地区となっています。
 
上の写真は岩村町の秋祭りの様子で、毎年10月の第一土日に行われるようです。神様が年に一度下の神社から上の神社へ出かけ、二日目にまたもとの神社に戻ります。その行列がなかなかの見ものです。小さい子供たちからご老人まで大勢が昔の衣装を着込んで参加します。神様は二日とも昼ごろ途中のお屋敷の家でお休みされますが、その屋敷に到着したところの写真です。


 上の写真は、岩村町富田地区にある「カフェ神谷家」(0573−43ー2788)の池にある浮きいかだの様子です。中秋の名月をこの上でみんなでじっくり堪能したと、ご主人がおっしゃっていました。カフェは3月から11月の土日だけオープン。昼ランチ1000円程度でおいしいです。カフェはおしゃれな古民家の一画にあります。

 この石碑は岩村の江戸時代の才人佐藤一斉が残した言葉の一つです。公園でこれを見つけて尺八のための教えだなと思ってしまいました。
  凡そ(およそ)教は外よりして入り 工夫は内よりして出づ
 尺八の上達は日々テーマを持って一つ一つ乗り越えていく必要があります。一つの教えが非常に役に立ちます。それを定着させるのは各人の工夫なんでしょうか。工夫を重ねることが上達につながると思います。佐藤一斉の教は、岩村の昔からのメインどおりのあちこちに色々な言葉が掲示されていますし、小中学校でも教えているようです。一斉の残した言葉集はその通りの途中にある岩村観光協会(0573-43-3231)で1冊500円で販売されていました。現代にも通じる深い内容です。駐車場は岩村町役場(現恵那市岩村支所)が便利です。お土産はちょっと固めのカステラをどうぞ。