| （４−e）アンブシュール（唇の形）−上唇をスカートのように− |
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以下は実験段階のものです。誰もがうまくいくとは限りませんのでご注意。
（１）大きい音を鳴らそうとすると、ややカリ吹きにする必要があります。
単にカリ吹きにしただけでは前方に息が抜けていってしまい、苦しいことになります、そこで、上唇を伸ばして抜け出ようとする息をゆるーくおさえます。すると、上唇はスカートが広がるように、広がって息の抜け出るのをうまく防いでくれます。これを微妙に調整すると音量もあるいいつやの音が出だします。
（２）上唇をスカートのようにする場合、口輪筋を硬く固めないように気をつける必要があります。乙音は唇がもともと緩んでいるので、ちょっと意識すれば上唇は少しふくらむはずです。一方甲音は唇を締めていないと鳴らないので、硬いのですが、それでも少しだけ緩めて上唇のスカートがわずかでもふくらむようにこころがけましょう。
息の量が多いと、上唇への抵抗が大きくなり、もっとふくらもうとしますがそれを適度な力で抑え込みます。息の量の多い少ないにより微妙に力加減を変えて適切なふくらみとすれば、見事なツヤ音が出てきます。
口輪筋と咬筋をうまく使って、適度に緩んだ乙の吹き出し口、適度に絞った甲や目いっぱい絞った大甲の吹き出し口を作りましょう。
そして、スカートのように広がる上唇で、音量のあるつや音を楽しみましょう。
（３）フルートで音を極める人の一部には上の前歯を削る人がいるそうです。そうすると、その部分から息が抜け出て、上唇に適度なふくらみができやすくなるとか、尺八ではそんな話は聞いたことがありませんが・・・。
以上は実験段階のものですので上達を保障するものではありませんし、スランプに陥る可能性もあります。（おわび）
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